Harbor Cedar Forestの敷地には、樹齢200年を超えるウエスタン・レッドシダーが数本立っている。幹の直径は1メートルを超えるものもある。この木が種から芽吹いたのは、アメリカが独立する前のことだ。そのことを考えながら幹に触れると、少し感覚が変わる。
シダーが好む場所 ¶
ウエスタン・レッドシダーは湿気を好む。パシフィック・ノースウエストの気候、特にプジェット湾沿岸の霧と雨は、この木にとって理想的な環境だ。Harbor Cedar Forestの敷地が海に近い低地にあるのも、シダーが育ちやすい条件を満たしている。根は浅く広がり、倒木の上に芽吹くことも多い。敷地内にも、倒れた古木の上に若いシダーが育っている場所がある。
地衣類と苔の世界 ¶
シダーの幹には地衣類と苔が付着している。地衣類は菌類と藻類が共生したもので、空気の清浄度の指標になる。Harbor Cedar Forestの敷地で見られる地衣類の種類は、Eliotが数えたところ20種類以上あった。森林ウォークでは、これらの地衣類の見分け方も案内する。小さなルーペを持っていくと、より細かく観察できる。
倒木の役割 ¶
森の中に倒れた木は、腐敗しながら土壌に栄養を返す。ウエスタン・レッドシダーの倒木は分解が遅く、数十年かけてゆっくりと土に還る。その間、昆虫や菌類の住処になり、小動物の隠れ場所にもなる。Harbor Cedar Forestでは倒木を撤去しない。薪として使う分だけを切り出し、残りはそのままにしている。
森林ウォークで見るもの ¶
Eliotが案内する早朝の森林ウォークは約90分。シダーの生態、地衣類の見分け方、野鳥の声の聞き分けが主な内容だ。特別な知識は必要ない。歩きやすい靴と、雨具があれば十分。夏でも朝は霧が出ることがあるので、薄手の上着があると快適だ。宿泊者は無料で参加できる。
森林ウォークは宿泊者のみ無料。外部からの参加は$45/名。希望者は前日までにEliotに伝えておくと、翌朝の天候に合わせた出発時間を案内できる。